壮大な話も身の回りのことに置き換えてイメージする
こうしてイメージが浮かぶ言葉を引用することで、およそ自分の中にある何かを持ち出して理解できるようになります。すると、伝えたいことが聞き手の中で明確になり、さらに絵として脳裏に浮かぶのでより興味を持ってくれるようになります。
ほかにも東京都の何倍、琵琶湖くらい、地域の公園のサイズなど、その話をする場面に合わせてわかりやすい“絵”を言葉にしてみましょう。どれも実際の数字や具体的な大きさを知らなくても、かなりイメージがつけやすくなります。
どんなに壮大な話でも、身の回りの手の届く範囲で置き換えができる事象に落とし込んでみることです。身の回りのことなら「あれか」とイメージして、聞き手がより話を身近に受け取り、理解も深まります。
<ポイントまとめ>鮮明なイメージにする引用レシピ
■イメージを想起させる
五感を刺激する言葉で、イメージを想起させる
■鮮明なイメージが浮かぶ言葉を選ぶ
鮮明なイメージが浮かぶ言葉で、鮮烈なインパクトに
■ストーリーに乗せる
ストーリーに乗せると、聞き手を話に引き込める
■絵に浮かびやすい言葉を選ぶ
絵として頭に浮かぶと、理解度が高まる
カナダ・オーストラリア留学後、ボストン大学コミュニケーション学部修士課程でジャーナリズム専攻、東北大学博士前期課程で人間社会情報科学専攻修了。通信社の国際金融情報部、出版社、海外通販会社の執行役員などを経て現在に至る。著書に『スティーブ・ジョブズに学ぶ 英語プレゼン』(日経BP社)、『コトバのギフト~輝く女性の100名言』(講談社)、『パッと探して、すぐ書ける!英文ビジネスメール モノの言い方辞典』(KADOKAWA)、『mini版1週間で英語がどんどん話せるようになる26のルール』(アスコム)、『恋ノウタ こころに効く愛の100名言』(講談社)ほか多数。