どうしてそう思うのだろう? と自分に問いかけてみる

婚活には、「理想の人リスト」が欠かせない。けれど、その「理想の人リスト」が、ほんとうに望んでいる相手に出会わせてくれるものになっているか、自問することは大切だ。

今回は、「年下」と「港区」というわかりやすい例を挙げたが、そのほかにも、強いこだわりの背後には思いもよらない自分の心理が隠れていることがある。「年下という条件の背景に、どんな思いがあるのか」を掘り下げることは、自分がどんな結婚をしたいのか、結婚生活をしたいのかを知ることにつながる。

自分の思いを否定するのではなく、客観的に深堀りしてみることで「私ってそんなことを思っていたんだ」と受け入れられるだけでなく、結婚を遠ざけていたこだわりから解放されてスッキリする人は少なくない。

「こういう人じゃなきゃいや!」「こんな人はぜったいにいや!」

そんなふうに感じたときは、「どうしてそう思うのだろう」と、もう一度、二度、自分自身に問いかけてみてほしい。

伊藤 友美(いとう・ともみ)
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー

1970年生まれ、東京在住。約9年間の婚活中には、条件を下げたり、妥協を重ねることで「婚活ウツ」を発症。そこから研究を重ね、数々のワークを生み出し、実践。39歳から再開した婚活では、出会いから2カ月でプロポーズに至るスピード婚を果たす。自身の経験を通じて構築した〈最短最速で理想通りの男性と結婚する方法〉を伝える「3ヶ月で全員婚活卒業!婚活塾」は全国から参加の受講生で毎回即満席となる。受講生の成婚年齢は40代が一番多く、平均44歳。50代の成婚者も少なくない。結婚相談所Lulu Spacesの代表も務める。近著は『結局、理想を下げないひとが選ばれる』(フォレスト出版)。