「なぜバカはあなたを攻撃するか?」思考がわかれば対処できる
無神経な人はなぜ無神経なのか
「バカ」は「自分中心主義者」と定義できるでしょう。これは頭がいいとか悪いとかの話ではなく、一流大学を出ていてもバカはたくさんいます。
私たちは誰でも、自分が世界の中心だと無意識のうちに思っています。
「世界」は、自分を中心にして、家族や恋人から友人、知り合い、そして海の向こうの顔も名前も知らない何十億もの人たちへと同心円状になっています。私たちは、世界を「自分中心」でしか理解できません。
それに対して、「自分はこの世界の80億分の1でしかない」と正しく認識できている人は、どこかおかしいのかもしれません。その意味で、誰もがある程度はバカ(自分中心主義)ですが、その度合いは個人によって異なります。
自分が世界の中心なら、「神」と同じです。だからバカは、自分を無条件で善(正義)だと信じています。
そうなると、自分を拒絶したり、自分の意見を受け入れない相手は「悪」になってしまいます。社会問題になったり、会社の中で騒動を起こすような事件は、だいたいはこの歪んだ認知が原因です。
「バカ」が攻撃的になるのは、悪(だと思っている者)を罰すると脳内の報酬系が活性化して、神経伝達物質のドーパミンが分泌され、気分がよくなるからです。これは幸福度の低い人が、もっとも手軽に幸福感を味わうことができる方法です。
人間は徹底的に社会的な動物ですから、誰もステータス競争から逃れることはできません。スクールカーストに始まり、社会に出れば年収や肩書による序列が生まれ、老人ホームでもステータスを争っているそうです。
物心ついてから死ぬまで、生涯にわたってステータスを意識しながら生きていくのが人間です。人生における最大の関心事は、海の向こうの戦争ではなく、自分のステータスが「上がった」か「下がった」かなのです。
ステータスが下がると、脳の痛みを感じる大脳皮質が活性化します。これは殴られたり、蹴られたりしたときに活性化する部位と同じです。社会的な動物は、集団から疎外されると生きていけないので、仲間外れにされたとき、脳が痛みを感じて警報を発するのです。
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