超ド級表現にはこの単語

「めっちゃ〜」と似た表現に「超〜」というのもあります。こちらは「freakin’」で意訳してもいいですが、もっとバッチリした表現は「超えた」という意味がある「super」という言葉です。

This new phone is super expensive. I don’t know if I can afford it.
(この新しい電話、超高い! 買えるかわかんない)

It’s super cold outside today. Make sure to bundle up!
(今日の外、超寒い! 絶対重ね着してね)

このように強調したい形容詞の前において「超〜」という意味合いを出すことができます。便利ですし、よく聞く言葉なので、チェックしておいてください。

英語には同様に、言葉の前につけて新しい言葉を作れる「prefix」(接頭辞)がたくさんあります。「happy」から「unhappy」などと反対の言葉をつくれる「un-」。「pandemic」(パンデミック)から「pre-pandemic」(パンデミック前)や「post-pandemic」(パンデミック後)など、時間の前後を表せる「pre-」や「post-」。最近では「uber-expensive」などと言って「super」よりも強調して「もうとんでもなくすごく高い!」というような意味合いで、「uber-」何ていう超インフォーマルな表現もあります。

「テイラースウィフト級」って言いたいときは?

それだけではありません。こんな表現もあります。

His voice is thunder-loud.
(彼の声は雷みたいにうるさい)

This view is Grand Canyon-breathtaking.
(この景色はグランドキャニオン級に息を飲む)

In Japan, Aimyon is Taylor Swift-famous.
(日本ではあいみょんはテイラースウィフト級に有名だ)

グランドキャニオン国立公園
写真=iStock.com/tobiasjo
※写真はイメージです

形容詞の前に名詞や固有名詞をおいて、その名詞の具体的なイメージで「〜みたいに」「〜級に」と強調する表現です。こうした表現は日常会話の中で非常によく出てきます。

同様の形をつかって、非常に便利な日常表現があります。

I didn’t expect the project to require that much time. I’ll need to adjust my deadline.
(このプロジェクトあんなに時間がかかるとは思わなかった。期日を変えなくちゃ)

My son is at the same age, but he isn’t this tall.
(うちの息子は同い年だけど、こんなに背が高くない)

形容詞の前に「this」や「that」をおくことで「このくらい〜」とか「あのくらい〜」というのを表現できます。時間や物の分量を表すときは「this much~」や「that much~」で「このくらいの(量の)〜」や「あのくらいの(量の)〜」と言えます。

日常の中で指をさしながら「あれくらい」「これくらい」とよく言ったりすることがあるので、こちらも押さえておきましょう。