「明石家さんまっぽい」をネイティブはこう言う

「-esque」という表現も使われます。「〜のような」とか「〜っぽい」などと、同じような特徴があったり、様子が似ていることを意味する言い方です。

代表的な表現では「statue」(彫刻)と組み合わせて「statuesque」(彫刻のような)とか、「picture」(絵画)と組み合わせて「picturesque」(絵画のような)などとして、美しいものを指す言葉として使われます。

その他にも自分で表現を作ることもできます。

With his approachable personality and great sense of humor, the young comedian seemed Akashiya-Sanma-esque.
(気さくな人柄とユーモアのセンスで、その若いコメディアンは明石家さんまっぽく見えた)

簡単に使える表現ではありますが、こちらの「-esque」がパッと出てくるようになるとだいぶ上級者の感じが出てきるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。決まり文句を覚えて使うのも英会話の基礎ですが、今回見てきたような表現の形式から新しい表現を生み出せるのもフレキシブルな英語表現の楽しみです。

良い表現を自分で生み出して、ネイティブに「That’s freakin’ well-said!」(その表現むっちゃイイね!)と言ってもらえる日がくるといいですね。ぜひ今回ご紹介した表現を使ってチャレンジしていってください!

オフィスで親指を立てているビジネスマンのグループ
写真=iStock.com/Charday Penn
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星 友啓(ほし・ともひろ)
スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長

哲学博士、EdTechコンサルタント。1977年東京生まれ。東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。その後渡米し、Texas A&M大学哲学修士、スタンフォード大学哲学博士を修了。同大学哲学部の講師として教鞭をとりながらオンラインハイスクールのスタートアップに参加。2016年より校長に就任。現職の傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、米国、アジアにむけて教育及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。全米や世界各地で教育に関する講演を多数行う。著書に『スタンフォード式生き抜く力』(ダイヤモンド社)、『全米トップ校が教える 自己肯定感の育て方』『脳を活かすスマホ術 スタンフォード哲学博士が教える知的活用法』(共に朝日新書)がある。