※本稿は、中谷充宏『20代~30代前半のための 転職「面接」受かる答え方』(秀和システム)の一部を再編集したものです。
オフタイムの過ごし方を教えてください
応募者の日常や、意外な一面があれば知っておきたい
仕事に差し支えのない過ごし方かな?
ライフスタイルや信条は、当社とマッチするかな?
この質問により、応募者の意外な一面が見えてくることもあります。
家族サービスに費やす、恋人と過ごすなどのアットホームなものから、スポーツや趣味への傾倒、資格取得といった自己啓発など、いろいろと想定されますが、ここは自分の現実の過ごし方をありのままに伝えてください。
やはりオン・オフの切り替えは非常に大事ですので、ここは仕事に直結していないとNGということはありません。応募者の違う面を見せる良いチャンスと捉えてください。
ただし、一点だけ面接官が懸念することがあります。オフタイムの縛りが強すぎて、当社の業務に影響が出ないかということです。
たとえば、夜間大学院に通学中で、その勉強に余暇の大半を費やしている場合、修士論文前だと超多忙になり、仕事に支障が出かねません。
面接官にこうした点を憂慮させないフォローも必要になります。
たとえばこういう人の場合
24歳男性、大卒。今まで新卒入社した会社に勤務中。今回は初めての転職で、同業他社の営業職への応募。
NG!
↑高難度の独立系資格の勉強は、応募企業勤務への本気度を疑われてしまいます。
OK!
『社会人になると、大人の体育の時間が必要ですよ』、というジムのトレーナーの提言に共感し、必ず1週間に3日は体を鍛える時間を確保するようにしています。
学生時代、アメフトサークルに在籍していました。体重を増やすために制限を設けず食べていましたが、今では旺盛な食欲だけが残り、日常の運動量は学生時代と比べて遥かに減っています。
このままではメタボまっしぐらです。
ダイエット効果もありますが、ジムで心地よい汗をかくことは、ストレス発散にもなりますので一石二鳥と考えています」
↑健康管理にもストレス発散にもメリットがあるジム通いは、多くのエグゼクティブ層も取り組んでいますし、仕事にも影響がないので、納得の回答と言えます。