バツイチ婚活女性は「結婚に迷いがない」
2人の事例からいえるのは、「婚活をしているバツイチ女性には、結婚への迷いがない」ということだ。一度はうまくいかなかったからこそ、「今度はこういう結婚がしたい」「こういう人と一緒に幸せになりたい」というイメージをはっきり持っている。
一方、婚活が思うようにいかない未婚の女性のなかには、「このまま一生結婚はできないかもしれない」とか「自分には結婚は向いていないのかもしれない」とか、結婚に迷いを感じたり、後ろ向きになったりしてしまう人がいる。その迷いや思い込みこそが、「婚活沼」に陥る一番の原因だ。
さらにバツイチ婚活女性は、自分がほしい未来を手に入れるために、努力や手間を惜しまない。たとえば私が、「親へのひっそり謝罪ワーク」や「理想の人リストの作成」などのワークを勧めると、「理想の結婚をするために必要なら!」とさっさと実行する。
結婚は誰かがお膳立てしてくれるものではないし、幸せは誰かが与えてくれるものではないということを、離婚経験のある人はいやというほど実感しているのだろう。
男性の視点からも、結婚した経験がある女性は魅力的だ。
夢物語ではない「結婚の現実」を知っているバツイチ女性は、現実的な男性には好ましい。
それに、一度は自分以外の誰かに選ばれた女性に独占欲をかきたてられる男性は意外と多い。包容力のある男性なら、「自分なら、今度こそこの人を幸せにしてあげたい」という気持ちになるものだ。
婚活中の人には、今回紹介した2人のバツイチ女性の姿勢をぜひ見習ってほしい。
「自分はどういう人と、どんな結婚生活を送れば幸せなのか」を決めることができるのは、自分しかいないのだから。
1970年生まれ、東京在住。約9年間の婚活中には、条件を下げたり、妥協を重ねることで「婚活ウツ」を発症。そこから研究を重ね、数々のワークを生み出し、実践。39歳から再開した婚活では、出会いから2カ月でプロポーズに至るスピード婚を果たす。自身の経験を通じて構築した〈最短最速で理想通りの男性と結婚する方法〉を伝える「3ヶ月で全員婚活卒業!婚活塾」は全国から参加の受講生で毎回即満席となる。受講生の成婚年齢は40代が一番多く、平均44歳。50代の成婚者も少なくない。結婚相談所Lulu Spacesの代表も務める。近著は『結局、理想を下げない女が選ばれる』(フォレスト出版)。