プロアスリートの妻こそメンタルの強さが問われる
もう一つ、大谷翔平の結婚相手が元プロアスリートで良かったと思う理由に、「メンタルの強さ」がある。「メンタルの重要性を知っている」と言った方が正しいのかもしれないが、勝ち負けを日常的に経験している人達は自分のメンタルを上手くコントロールする必要性を熟知している。また、根性論一辺倒だった昔のスポーツ界と違い、今ではメンタルトレーニングを受けたり、メンタルトレーナーをチームが雇ったり、指導者が資格を取ったりしてチームを導いているのでアスリート経験者は自分自身や配偶者のメンタルを良い状況に保つことを当たり前に理解している筈だ。
だから、真美子さんは間違っても「私と野球とどっちが大事なの? ぴえん」なんてLINEを送ったり、ネガティブな心情を日常的に吐露したりしないだろう。
成功者はネガティブマインドの女性とは結婚しないという真実
これは、プロアスリートだけじゃなく、私の周囲の経営者やファンドマネージャーなど、大きな勝負や責任の重いジャッジをする人達にも言えるのだが、彼らはネガティブな思考パターンの妻と結婚しない。彼らはそもそも激務で妻のケアをする時間がないし、人は共に生活していると多かれ少なからず影響を受けるということを知っている。なので、「適度な緊張を持ちつつ、チャレンジしていかなければならない人達」は必然的にネガティブな人やメンタルコントロールのできない人を周囲に置かないのだ。
大谷翔平の妻の座など、もちろんつきたい人はいっぱいいるだろうが、夫への心配は尽きないし、世界中に自分の顔も割れてしまうし、彼の成績が悪ければ妻のせいにされるかもしれない宿命でもある。どんなにお金があろうと相当たいへんだと想像がつく。それを乗り越えられのは、「どんな局面でも自分を見失わない」そんなトレーニングを受けたり、意識して自分を律したりしてきた人だけであり、そういう意味でもプロアスリート出身の妻というのは得がたい存在なのではないだろうか。