お金のプロが肝に銘じている投資の心得
さて、今回紹介した具体的なファンドや個別銘柄は、それが絶対的な正解、すなわち「万人にお勧め」というわけではなく、あくまでも「実際に、私が新NISAで購入している」というものです。
しかし、ファンド積み立てでも、個別銘柄のスポット買いでも、「無理をしてまで投資はしない(妥協して投資はしない)」というスタンスは、万人に意識いただきたいところでもあります。
新NISAでは、その非課税枠の大きさ(魅力)ゆえに、「使わないと損」とばかりに、無理をして、また、妥協して、投資をしてしまうという危険があります。そしてそれは、抗いがたい心理的な死角でもあり、私自身、新NISA投資において、一番気を付けている点でもあります。
1977年大阪府大阪狭山市生まれ。大阪市立大学文学部哲学科卒業後、尼崎信用金庫を経て、2001年に藤原ファイナンシャルプランナー事務所開設。現在は、主に資産運用に関する講演・執筆等を精力的にこなす。また、大阪経済法科大学経済学部非常勤講師としてファイナンシャルプランニング講座を担当する。著書に『株、投資信託、FX、仮想通貨… ファイナンシャルプランナーが20年投資を続けてみたらこうなった』(彩図社)など。