片づけに利用したい法則②「前後の法則」
もう1つの「前後の法則」は、細かいモノは奥に、そして、大きいモノは手前に置くという法則です。例えば、大きくかさばる衣類コンテナのような大きな箱と、小さい箱類がいくつかあって、それらを入れなくてはならない場合、あなたはどのように入れるでしょうか。
大きくかさばるものは、気持ち的に奥に置きたくなるものですし、その方がおさまりがよく見えるものだと思うのではないでしょうか。でも、かさばるモノを後ろに置いて、手前に細かいモノをしまうと、奥のモノを取り出すときに、手前の細かいモノをいくつも取り出さなくてはなりません。出すのにも時間がかかりますし、奥のモノを取り出して使ったあと、またしまうときに、元に戻す作業が非常に面倒になります。
小さい箱類は奥に置き、手前に衣類コンテナのような大きな箱を置けば、奥のモノを出したいときに、手前の大きな箱を引き出すだけで済みます。例えば、雛人形のように大きな入れ物などは手前に置くのがベストなんです。なお、大きなモノは、すのこにキャスターをつけて、その上に乗せれば取り出しやすくなるのでオススメです。
見やすく、取り出しやすく、戻しやすい……、モノの管理の三原則をクリアできる「コの字の法則」と「前後の法則」、ぜひ試してみてください!
使用頻度の「低いモノ」も、定位置を見直そう
1967年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、住宅メーカーのインテリアコーディネータとして従事。結婚し、20年専業主婦を経験したが離婚。その後はヨガスタジオの店長としてスタジオに通う多くの女性のさまざまな相談に応じる。2015年、得意の片づけを生かして起業。お片づけ習慣化講座「家庭力アッププロジェクト」修了生は全国で3000名を上回る。