「ランチョンマット」に乗る量だけと決める

料理が好きな人は、時間があるといろいろなおかずを作って次々食卓に並べる傾向にあります。趣味としては素敵なことですが、やせたいのであれば、ちょっと考えものです。

自分で作らなくても、家族に料理好きがいる人や、いろいろな惣菜を買ってくるのが好きな人も要注意です。

そういう方の食卓を拝見してみると、ごはんと汁物はもちろん、肉や魚のメイン料理が3品以上あったりして驚きます。どれくらいが適量か感覚的にわからないようで、これでは太ってしまうのも当然です。

そこで私がおすすめしているのは、ランチョンマットの活用です。食事をするときは必ずランチョンマットを使うようにして、並べるのはそこにのるだけと決めてしまいましょう。

市販のランチョンマットは35×45センチサイズのものが多いですが、和食の場合、ちょうど主食、主菜、副菜が2種類、汁物、箸と箸置きがのる大きさです。洋食でも、主食のお皿、メインと付け合わせを盛った皿と、サラダ、スープカップでいっぱいになります。この面積にスッキリ収まるだけの品数であれば、食べすぎは防げます。

ランチョンマットを敷いて器にもこだわると、見た目もとてもおいしそうになるので、食事時間が充実します。楽しみながら食事に集中してゆっくり味わって食べれば、たとえ量が以前より減っても満足感が得られ、無理なく食べる量も落ちていきます。

今まであまり使っていなかった人は、さっそく2〜3枚、お気に入りのマットを家族でそろえてみてください。

食卓のイメージ
写真=iStock.com/TATSUSHI TAKADA
※写真はイメージです

ブルーは食欲を抑える

やせるためには、食欲をコントロールすることが重要です。「それができれば苦労はしない!」という声が聞こえてきそうですが、実はちょっとキッチンを工夫するだけで、食欲を抑える方法があります。

キッチンやダイニングの壁紙をはじめ、ランチョンマットや皿などの食器類をブルー系にするのです。青色は自然な食材にあまり存在しない色であるため、人間の食欲を自然と減退させるといわれています。また、青は興奮を抑える色でもあるので、ストレスによる食べすぎなどを予防する効果も期待できます。

ただし、黄色い食べ物はバックが青いと補色効果(お互いの色を引き立て合う効果)によっておいしそうに見えてしまうので、さつまいもやかぼちゃをたくさん使った料理などには使わないようにしましょう。