豊かな環境でグローバル教育を。つくば市に注文住宅を建てました

【2022年1月~ 茨城県つくば市に移住】佐藤瑠津るつさん

製薬会社で国際税務の仕事をする会社員・39歳。フルリモートで勤務する会社員の夫(42歳)と2人の娘(3歳、2歳)との4人暮らし。2022年6月から育休明けでフルタイム勤務に。
製薬会社で国際税務の仕事をする会社員・39歳。フルリモートで勤務する会社員の夫(42歳)と2人の娘(3歳、2歳)との4人暮らし。2022年6月から育休明けでフルタイム勤務に。
理想の暮らしを再定義。学校は国際バカロレアに

移住のきっかけは、東京での子育てに疑問を持つようになったことと、子どもの学校選びです。

東京は人が多すぎて遊ぶ環境に余裕がありませんでした。狭い公園では常にお友達を気にして遊び、ブランコの順番待ちに20分かかったり。今はサッカーコート3面分はありそうな公園で遊具もたくさん。お友達とも適度な距離で伸び伸び遊べます。

左/筑波山の山頂。絶景に、はじける笑顔! 右/自宅の庭でバーベキュー。至福のとき。
左/筑波山の山頂。絶景に、はじける笑顔! 右/自宅の庭でバーベキュー。至福のとき。

子どもたちの教育方針は夫婦で考え、できれば高校から海外留学してほしいと考えています。その準備として、自ら考え行動する子どもを育てる国際的な教育プログラム「国際バカロレア」に準拠した学校に行かせることに決めました。リサーチした結果、英語力が自然と身につき、幼稚園から高校まで一貫して通えて、かつ都内への通勤も可能な圏内にあるのは、東京、千葉、横浜、つくばのインターナショナルスクールだけでした。いろいろ見学に行き、つくばの豊かな環境と、森の中にあるログハウス風校舎や先生方に感銘を受け、学費も他よりリーズナブルだったつくばに決めました。

コキアが真っ赤に色づく秋に、ひたち海浜公園で。
コキアが真っ赤に色づく秋に、ひたち海浜公園で。

住まいは、学校まで車で10分の場所に土地を買い、注文住宅を建てました。2階建ての4LDKで、夫婦ともにフルタイムでリモート勤務のため書斎を作り、あらゆる家事ラクの仕組みを取り入れ、時短家電をフル活用。すべての家事が1日30分で終わるように徹底的に考えました。平日の夕食は冷凍宅食にして、翌日のお弁当作りまで含めて10分程度で完了。フルタイム復職は不安でしたが、家事を妥協して工夫すれば、子育て中でも十分やっていけます。

暮らしは大きく変わりました。どこに行っても人が少ないし、生活費が安い。飲み代などの交際費がほぼゼロになり、家族の時間が増えて、夜は夫婦で映画を観たり、週末は庭でバーベキューをしたり。子どもたちの食欲が倍増し、肌荒れが改善したのは思わぬ副産物でした。

家計の変化
●住居費は月2万円減
●交際費はほぼゼロに
●貯蓄額は倍増(復職もあり)
よかったこと
●どこに行っても広く、人が少ない
●生活費が安い
●子どもたちの食欲倍増、肌荒れ改善
想定外のこと
●自動車所有は必須
●月1回の都内への通勤が億劫
●海外の研究者が多く、英語を使う機会が増えた
生島 典子(いくしま・のりこ)
フリーライター

投資信託の運用会社、出版社勤務を経て独立し、2004年よりライター・編集者として活動。子育て、家計、住まい、働き方などが主な執筆テーマ。好きなことは、出産と住宅ローン。3人の子どもを助産院で出産した経験あり。