バブル期にOL気分で入社。管理職は目指していなかった
ごく普通のOLが会社の取締役専務に。そんなテレビドラマのようなキャリアを築いてきたのが、木島葉子さん。1986年、大学を卒業して、当時アメリカ企業の日本支店だったアフラックに入社した。
男女雇用機会均等法の第1世代ではあるけれど、バリバリ働くつもりはなかった。当時のアフラックは、ベンチャー企業のような雰囲気。総合職と一般職の区別もなかった。木島さんはそこを「バイトの延長みたいな形で『土日休みのところがいいな』と思って選んだ」というが、実際に保険の契約を扱う料金部で仕事をしてみると、やりがいを感じた。
「契約の書類など、目の前にあるものをどんどん片付け終わらせていくのは、私の性に合っていました」