2.電気代高騰に備えて家電製品の買い替えを検討する

今後モノの値段が上がるなら、値上がりする前に「いずれ買い替えようと思っているモノ」、たとえば家電製品を省エネタイプに買い替える方法もあります。

エアコンや冷蔵庫などはグレードの高い高級モデルから最新省エネ技術が搭載されますから、古くてそろそろ買い替えかなと思うものがあれば、そういうものを選んで将来の電気代高騰に備えるという考えです。

電気料金の明細
写真=iStock.com/Yusuke Ide
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私も5年前、いまの住まいに引っ越すときに最新の冷蔵庫に買い替えましたが、容量が1.5倍になっても電気代はむしろ安くなりました。

エアコンも最上級グレードの30畳タイプを選んだところ、1台で自宅全部屋の冷房ができています。それでも引っ越し前に住んでいた賃貸マンションの頃と電気代はほぼ変わりません。

部屋の広さギリギリの容量のエアコンをフルパワーで動かすより、余裕のある大容量エアコンを自動運転モードで常時稼働させたほうが低速運転となり電気代が安いと販売員が言っていました。初期投資は大きいですが。

また、電灯はLEDが圧倒的に電気代が安いです。わが家も新築時に100%LEDにしました。

また最新のユニットバスは保温効果に優れており追い炊きの頻度が激減。トイレは超節水タイプです。設備の古い賃貸マンションから戸建てに引っ越してきて、最新住宅設備の快適さ・省エネレベルの高さに驚いています。

3.本業の収入アップか副業への取り組みを始める

言うまでもなく、最強の防衛手段のひとつは本業での収入を上げることです。

会社員なら自分が勤務している企業の業界内での立ち位置、自分の社内での立ち位置、そして実力が正当に評価される報酬体系かどうかを分析し、収入が増える見込みがなく危機感があるなら転職も視野に入るかもしれません。

同時に、副業が解禁されている会社であれば、副業に取り組むという方法もあります。副業禁止の会社でも、法人を作って工夫することで会社に秘密にしておくことができます。合同会社なら登録免許税6万円から設立可能です(毎年住民税と決算申告が必要ですが)。