無策でいれば生活は苦しくなるばかり

私たち個人がこのまま無策でいれば、ただ生活が苦しくなるばかりなのは誰の目にも明らかでしょう。

そこでどんな対策を打つべきかということで、私がやっていることをご紹介します。

ただし私は数年前から円安やインフレを見越して対応してきているので、いまから始めるべきかどうかの判断はなんとも言えません。

1.固定費の削減に取り組む

固定費の削減は、一度の手続きで効果が長期間続き、能力や意志にも依存しないため、食費の節約などよりも優先度が高いと考えています。以前の記事で書いたように、わが家ではこの部分は徹底しています。

資料を見ながら電卓で計算する人
写真=iStock.com/Khaosai Wongnatthakan
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スマホは格安SIMに替えたり、クレジットカードもさらに高還元のカードに切り替えたり、固定電話もあまり使っていなければ解約、テレビも見ないならNHK受信契約の解除、新聞もネットニュースに切り替え購読の停止、ほかにもあまり利用していない年会費や月会費があれば解約、公共料金や税金の前納割引や口座振替割引などなど、まだ手を付けていないものがあれば、検討に値すると思います。

大きな固定費は住居費だと思いますが、賃貸の人なら家主に減額交渉をしたり、家賃の安い物件に引っ越すという方法もあります。

また、戸建てに住んでいる人なら屋根に太陽光発電システムを設置し、リフォームでオール電化にする方法も考えられます。これでガス代(少なくとも基本料金分)が不要になり電気代も削減できます。

屋根の方角やシステム容量などにもよりますが、日中の電気代の多くが賄えますし、蓄電池を導入すれば災害対策にもなります。

私の自宅屋根の太陽光は全量売電ですが、20年のFIT期間が終われば給電設備を設置し電気自動車に買い替えようと思っています。ガソリン代が不要になるので燃料代が大幅に削減されると期待しています。

もちろん初期投資は大きいですが、オイルやフィルター交換も不要で維持費は安いですし、スタンドに寄らないというのは楽だと思います。