恋愛にはエネルギーも時間も必要で仕事に専念できない

また、結婚すれば仕事に専念できるため、能力をアップさせやすいという側面も考えられます。

独身であれば、気になる異性を探し、思いやりのあるメールの文面を考え、気の利いたレストランを探し、何度かデートを重ね、時にはケンカや駆け引きをしたり、手をつないだりキスするタイミングを計ったり、それなりに時間もお金も労力も費やされます。もし別れてしまったらまたゼロスタートで、同じプロセスを繰り返さなければならない……。

しかし結婚してしまえば、そうしたことにエネルギーも時間も使う必要がなくなるため、余計なことを考えず全力で仕事に打ち込むことができます。

バカバカしいと思うかもしれませんが、意外に重要な要素ではないかと感じます。

そして夫婦仲の良さは、相手を尊重する姿勢の裏返しです。

彼らは「自分が使えるお金が減るのはイヤだ」「他人のために自分の時間を使うのはイヤだ」などという自己中心的な発想はなく、むしろ積極的に「与える」発想です。そうした資質はビジネスにもプラスに働くでしょう。

それに、仲が良ければ情緒も安定しますから、やはり安心して仕事に打ち込めるし、子育てにも良い影響を与えると考えられます。

もちろん、「結婚すれば成功する」などと単純なことを言うつもりはありませんし、結婚をするしないは個人の自由です。

固定観念が結婚へのブレーキをかけている

しかし前述のような、男性の「結婚生活を送る経済力がない・仕事が不安定だから」(結婚しない)というのは、私はほとんど理由になっていないと思っています。

これはおそらく男性側に「男が稼いで家族を食わせないといけない」という思い込みがあるのだと思いますが、共働き世帯が一般的になっている昨今、ちょっと時代遅れのようにも感じます。

ビジネスマンの足と横ばいの給与グラフ
写真=iStock.com/takasuu
※写真はイメージです

それにしてもなぜ男性はお金に執着するのでしょうか。おそらく「稼ぐ金額=自分の価値」という固定観念があるために、年収が低い自分は価値も低く、結婚する資格や自信がないという発想になるのかもしれません。

しかし自分が年収200万円でも、相手も共働きで200万円あれば、世帯年収は400万円と倍になります。

1馬力では自分が働けなくなったら収入はゼロですが、2馬力ならもう片方の収入でなんとか支え合うことができます。