高年収の男性を求める打算的な女性は避けたほうがよい
あるいは女性側に結婚相手として高年収の男性を求める傾向があるからかもしれませんが、もしその女性が「相手に幸せにしてもらおう」「相手のお金を使って自分がラクしたい」という依存体質の打算的な発想であれば、そういう人は避けたほうがよさそうです(もっとも、稼ぐ力=生き残る力と言えなくもないので、それは強いオスを求める生物としての生存本能かもしれませんが)。
一部には「結婚したら仕事を辞めて家庭に入ってもらいたい」という古風な価値観の男性もいるものの、少なくとも私が交友関係にある富裕層男性(30代~50代)の多くは「妻も仕事をして社会に貢献し、才能を発揮してほしい」と考えています。
「家計を支えてほしいから」という理由ではないのが彼ららしいと思います。
(最も多い回答は、「妻が働いても働かなくても好きにすればいい」でした)
「収入が少ないから結婚できない」は本当か
また結婚して一緒に住めばいろんなコストを共有できるため、支出を抑えられます。たとえばお互いに一人暮らしのカップルが結婚すれば家賃の負担が減り、水道光熱費も基本料金分は削減できます。スマホなども家族割で安くなります。インターネット回線も1本で済む。
食事も、一人だとどうしても面倒くさくなって外食で済ませたりしがちですし、自炊しても余ることがあります。
しかし二人暮しだと、食事を作って家で食べようというインセンティブが働きますし、一人分より二人分のほうが安上がりです。
また、下世話な話ではありますが、結婚すればデート代や婚活にかかるコストが少なくなります。
良いか悪いかは別として、異性の目をそんなに意識しなくてよいので、ファッションやら見栄にお金を使うことも減るでしょう(これは男性だけかもしれませんが)。
収入が低いからこそ結婚したほうがいい
さらには計画的な支出や貯蓄にもつながります。
独身なら特に制約がありませんから趣味でも何でも自由にお金が使えますし、誰からも文句を言われない。
しかし家族ができれば収入をすべて使ってしまうわけにはいかないでしょう。配偶者からも指摘が入るはずです。
子どもができれば保険への加入を検討したり、将来の教育費のために貯蓄をすると思います。マイホームの購入もこの頃に検討を始めると思います。
あるいは風邪などをひいたとき、一人暮らしでは寝込んでしまうと食事もままなりませんが、配偶者がいれば薬を買ってきてくれたり食事を作ってもらえるでしょう。すると、寝込んで失う機会損失を最小限に抑えることも(理論上は)可能です。
つまり、「収入-支出=利益」に当てはめてみれば、結婚したほうが利益が大きくなる可能性が高く、そう考えると収入が少ないから結婚しない、ではなく、経済的にはむしろ収入が少ないからこそ結婚したほうがいい、ということになります。
すると、「いやいや、子どもができれば教育費などでお金がかかるだろう」という反論があるかもしれませんが、教育費がイヤなら子を持たないという判断だってアリです。