高校入学までに副業や転職で収入を増やす工夫をすればいい
それに、小学校まではそんなにお金はかからず、児童手当の範囲でなんとか賄えます(お受験やお稽古をしなければ、ですが)。
中学校からは部活や友人などとの課外活動、おしゃれに目覚めて衣料品、そろそろスマホかな、などという具合にお金がかかり始めますが、ずっと公立ならまあなんとか。本格的にかかるのは、受験勉強を始める高校くらいから、そして大学の学費でしょうか。
しかしそれまで15年もあり、副業や転職など収入を増やす取り組みや工夫をするには十分な時間でしょう。夫婦二人で協力すれば、いろいろできることは広がるはず。
もし15年の間、何かに打ち込むことなく、まったく収入が増えないとしたら、ただサボって進化していないということになります。それはあまりにも無計画すぎて、結婚以前の問題のような気もします。
女性も固定観念にとらわれている
そして女性側の「仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」という理由ですが、これも単なる昔の固定観念のようなもので、「家事は妻(女性)がやるものだ」という考えの人を避け、「一緒にがんばっていこうね」という人を選べば良いだけのような気がします。
仮に配偶者に家事力がなく使い物にならないならば、外注を検討することです。
あるいは掃除ロボット・全自動食洗機・全自動洗濯乾燥機のような文明の利器を使いこなして省力化もあり得るでしょう。
海外では夫婦共働き世帯が一般的で、ベビーシッターや家政婦を雇うのが日常茶飯事なように、日本の富裕層もお金を払って外部の手を借り、自分の時間を生み出しています。
彼らには「他人が家の中に入るのが嫌」「シッターに預けるなんて子どもがかわいそう」「親の介護は家族がやるべきだ」などという非合理的な価値観はありません。
外注すれば、子どもの世話や親の介護のためにキャリアを犠牲にする必要もないし、家族との時間も余裕が持てます。
それは「お金があるからできることだろう」ではなく、自分の限られたリソースをどこに配分すれば、自分や家族がもっともハッピーになるのかを考える、極めて発展的な姿勢なのです。