なぜ、月曜日じゃないのに月曜日のような気分なのか
月曜日じゃないのに、月曜日のように疲れてしまう、モヤモヤしてしまう、やる気が出ないというのは、先のことを「ぼんやりととらえる」ことが原因なのではないかと考えられます。
たとえば、今週プレゼンをしなきゃいけない、そのために資料を作って、先方に送って、先方から返ってきたら、こう直して、また送って……、そう考えていくと、やることが多すぎて、今するべきことがわからない、もうしんどい、と気持ちが落ちていってしまう。
でも具体的に、まず手帳を見て、何時から何時まで資料を作り、ここに休憩を入れて、何時に完成させたら、先方に送って、その間にプレゼンの練習を挟んで、と順々にやっていけば、けっこうスッキリするはずです。
ぼーっと過ごしているとネガティブに傾く
そもそも、物事をぼんやりとらえると、不安や焦りにかられて、ネガティブな気持ちに入っていきやすいもの。まず細分化し、きちんと整理する時間を持つことが大切なのです。
脳のしくみからいっても、人間はとかくネガティブなことに意識が向きがちで、また記憶にもとどまりがちです。
以前、コミュニケーションの識者から聞いた話ですが、世界中のほとんどの言語に共通しているのが、感情にまつわる単語は7割がネガティブなものだそうです。つまり勝手に流れてくる言葉に触れていると、7割ぐらいはネガティブな言葉である可能性が高い。だるいな、面倒くさいな、つまらないな……、全部ネガティブですよね。ですから、あえてポジティブなことを拾いにいく工夫が必要なのです。