相場の底打ちが明確になったら米国ETFで勝負する

単純なインデックス投資よりリスクを取りたい方は、今年の5~9月に底打ちした動きになったら、そのタイミングで米国株ETFである「Direxion デイリー S&P500 ブル3倍 ETF」(SPXL)を買うのも選択肢です。大手ネット証券で取り扱いがあります。

ただし、レバレッジ型ETFは金利上昇の悪影響を受けるので、持ちっぱなしは低金利に張り付いているとき、中央銀行が金融緩和姿勢のときが無難です。また、レバレッジ型ETFはボックス相場では減価し、一度暴落すると取り戻すのが難しくなるのが欠点です。

一方で上昇相場には強いので、S&P500の3倍ETFは、2022年5~9月に訪れると想定している底値から2023年~2024年までの期間限定で、高いリスクを背負って高いリターンを狙う方におすすめです。いまはバイ&ホールドではなく、トレーディングとしての購入に適しています。

個別株に投資する場合のお勧め5選

個別株では次の5銘柄がおすすめです。

<日本株>
・ソフトバンクグループ(9984)

<米国株>
・デルタ航空(DAL)
・カーニバル(CCL)
・エネルギー・セレクト・セクター SPDR ファンド(XLE)
・クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)

ソフトバンクグループは、5000円以下は割安ゾーンだと考えています。買っておくと1~2年後には花開くでしょう。ただし、財務状態が悪く金利上昇に脆弱ぜいじゃくで、ハイパーグロース株、中国株に多く投資しており、値動きが非常に荒いので、上級者向けの銘柄です。

平気で3~4%の値動きがあるので、激しいボラティリティにはメンタル的に耐えられない方の場合、変なところで疲れて投げてしまいがちになるので、おすすめできません。