変化したマナーに合わせてバッグも賢く使い分け
ビジネスで使えるバッグのタイプも広がりを見せている。
かつてのビジネスマナーでは「リュックサックはNG」とされていたが、男性の間では近年、リュックサックはビジネスアイテムとして確立している。
プレジデント ウーマン編集部で実施した“現代のマナー”に関するアンケート調査でも、「ビジネスでリュックはNG」という考え方は、もはや前時代のマナーと化していることがわかった。さらに、「T.P.OをわきまえればOK」「カジュアルに見えないこと」「その人のスタイルに合っていること」などの条件をクリアすれば、男女問わず、ビジネスでリュックを使用することはなんら問題ないという人が大半を占めた。
では、なぜビジネスリュックが働く女性に浸透しなかったのだろうか——。
その理由を推察すると、キャリア女性にふさわしいビジネスリュックがなかったからだろう。
女性向けのリュックサックといえば、小さめでかわいいデザインか、年配向けのデザインが多い。大容量ならスポーティーなものやカジュアルなものが多くなる。そのほとんどがビジネスシーンに即したデザインや素材ではないので、到底スーツには似合わない。
重い荷物を運ぶからといって、スポーティーなナイロン製のリュックでは、カジュアルすぎてクライアント訪問時には使えない。かといって、リュックサック以外のバッグでは、バッグの2つ持ち、3つ持ちになることもあり、増えるほどに荷物の重さが肩や腕にのしかかる……。
そんなキャリア女性たちの状況を解決するのが、ビジネスの場でも使える「理想のリュックサック」だ。