新しい勤務先で、早く活躍できるようになるためには、どうすればよいのでしょうか。転職エージェントの森本千賀子さんは「入社前の準備、入社初日と入社後1カ月の行動が、今後の会社生活を決めると言っても過言ではない」といいます――。
矢印が指すほうへ歩き出す女性の足元
写真=iStock.com/Mananya Kaewthawee
※写真はイメージです

新しい職場は最初が肝心

まもなく新年度がスタートします。4月から転職先で働き始める方も大勢いらっしゃるでしょう。新しい職場に早くなじみ、力を発揮できるようになるために、ぜひ入社前の今から行動を始めてほしいと思います。新しい職場に行く場合はやはり「最初が肝心」だからです。

入社1~2週間前、入社初日、入社後1カ月、それぞれで、やるべきこと、気を付けるべきことは違います。転職のほか、異動・転勤・出向などで新しい組織に入っていく皆さんも、ぜひ参考にしてみてください。

入社1~2週間前:「この人はひと味違う」と思わせる準備

「期待値」をすり合わせておく

高い評価と期待を受けて中途入社したものの、思うように力を発揮できない方もいらっしゃいます。その要因の一つに、「企業側の期待値とズレている」ことが挙げられます。自分が「こうしたい」と考えていることと、企業側が「こうしてほしい」と考えていることにギャップがあるのです。

面接で話し合っていたとしても、もう一段具体化して、会社が抱えている課題をつかみ、「私は何を求められているのか」を確認しておくことをおすすめします。それを正しくつかんだ上で、自身のこれまでの経験や持っているノウハウから、活かせそうなものを整理しておきましょう。

そして、「ここが足りていない」と気付いたことがあれば、書籍やオンラインセミナーなどで学んでおいてはいかがでしょうか。

特にスタートアップや急拡大中のベンチャー企業などでは、面接から入社までの数カ月の間に戦略や施策が変わることはよくあります。上長や役員と対話の機会を設けてもらう、会議に参加させてもらうなどして、最新の状況を把握しておくといいでしょう。

社内のコミュニケーションツールに参加

社内SNSやチャットツールを使った組織内のコミュニケーションに参加させてもらうのもおすすめです。

投稿まではしなくても、入社後に一緒に働くチームメンバー同士のやりとりを見ているだけで、チーム内の人間関係、コミュニケーションの「お作法」、プロジェクトの進捗状況などをつかむことができます。入社後のキャッチアップがスムーズになります。