管理職になりたくなかった人も就任後、幸福度UP
働く女性約1000人の回答者のうち、現役女性管理職は7割にものぼった。女性管理職からのコメントが多く集まるのはプレジデント ウーマン誌ならではの特徴。ここでは、女性管理職のアンケート結果を中心に、幸せなリーダーの姿を探ってみたい。
まず、現役女性管理職で「管理職になりたくなかった」人たちが挙げた理由(Q3)に「管理職に向いていない」「責任が重くなる」という意見が多いが、いざ管理職になってみると、約8割が「管理職になったのはプラスだった(Q4)」と回答。実際に管理職として仕事を進めていくと、想像以上にやりがいや働きやすさを実感するのだろう。働く女性を取り巻く環境に詳しいジャーナリスト、白河桃子さんにそれらのコメントの背景を聞いた。
「管理職は裁量できることが増えるので、働きやすい環境を自分で整えられるというメリットがあります。政府主導による働き方改革によって、働き方のスリム化が進み、コロナ禍以前から多様化。ますますワーク・ライフ・バランス(WLB)をコントロールしやすくなっているのです。女性が管理職になりやすい環境が整いはじめているとも言えますね」