疑問に思うマナーが職場にあるとしたら……あなたならどうする?

印鑑
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コロナ禍においてよりDX化が進み、現在では“脱・印鑑”が議論されていることもあり、このマナーについては「今までそんなマナーがあるとは知らなかったが、バカげている」(事務・29歳)、「時代錯誤に感じる。なくなってもいいと思う」(映像・55歳)という辛辣な意見が目立った。

視点を変えてみると「ハンコにお辞儀」をさせるのは、隅々にまで礼儀正しくあろうとする結果自然とできたのかもしれないが、「ただ丁寧であればいいわけではない」というのもマナーの特徴。みんなが心地よく仕事をするための心配り、という点からはかけ離れてしまっているようにも見える。

あなたは「ハンコにお辞儀」のマナーをどう感じただろうか? もし反対派だったとして、実際の職場で皆がそのマナーを守っていたとしたら……あなたはどう対処するだろうか。

マナーはあくまで仕事や人間関係を円滑にするツールであり、なにより自然と心配りができるコミュニケーションのひとつ。時代が急速に変化している今、生活様式も新しく変わっているように、疑問を感じるマナーについても改めて考えてみるタイミングなのかもしれない。

乙部 アン(おとべ・あん)
フリーエディター/執筆家

新ファッションウェブマガジン「LIV,」女性ファッション誌のフリーエディターをしながら執筆家としても活動、いくつかの連載を掛け持ちする。アメブロやnoteなどのブログでは、大人の女性に役立つファッション・仕事・サステナブル・ライフスタイル・独自の人生哲学を発信。