2. 自分の時給は高い? それとも低い?

【横山】次にさまざまな人の時給を計算すると面白いですよ。公務員の給料は公表されている人もいますから。社長や部長の給料は、想像で計算するとして。

【ライターS】数学苦手の私でも、これなら電卓で計算できます。1年間で仕事をする時間は2772時間だから、菅総理大臣の時給は1万4607円、小池都知事は5314円と。

【横山】今、2人ともコロナで激務ですが、頑張ってほしいですね。私は総理大臣補佐官の時給8539円が気になりました。この人は責任の割には時給が低いなと。

【ライターS】私は……ひ、ひくい。

【横山】会社側からみると、社員に研修や社会保険、働くための経費など給料の倍ぐらいはかけています。だから最低でも給料の3倍は働いてもらわないと……。

【ライターS】社長の時給はともかくとして、同じ1時間の会議に出ている上司と私の時給の差って何? 私のほうがずっと仕事をこなしているのに。

【横山】まあ、まあ、そこはおさえて。私は広告代理店勤務の経験もありますが、大きな案件を獲得したとき、その売り上げは瞬間風速で時給5万円はあったと思います。

【ライターS】営業職なら1時間当たりどれくらい売り上げがあるのか、会社への貢献度を計算するのも面白いですね。時給5万円の仕事はやりがいがあったことでしょう。

【横山】クライアントの要望に応え、会社を支え、仲間と力を合わせ、世の中に価値あるものを送り出す。“価値”という指標も大切にしてほしいです。

【ライターS】確かに、会社に在籍し、仕事で得た経験はお金に代えられない価値がある! 私の給料は横ばいだけれど、さまざまな経験を重ねたおかげで今の自分がいます。

【横山】私も独立したので、つい会社側の立場でお話ししてしまいました。スタッフが会社のことを考え、給料の何倍も働いてくれるからありがたいです。

【ライターS】時給計算してみると納得いかないけれど、会社は毎月、給料をくれるし、ありがたい存在ではありますね。もっと実力つけて、転職しちゃおうかしら。

【横山】おお~、時給アップのためにそれもアリですね。

【ライターS】上司がこれを読んでいたらまずい(汗)。まずはクオリティーは維持して、効率よく働き、残業を減らし、単価を上げることを目指します!

さまざまな人の時給を計算してみよう