3つの箱の大きさから会社の安定性がわかる
「貸借対照表(B/S)」には、決算日の時点でその会社にどんな資産があり、それをどのように使っているのか、そもそもその資産をどうやって集めたのかが書かれています。
貸借対照表は、「資産の部」「負債の部」「純資産の部」という3つの箱(要素)からできていて、左側にはお金の使い方、右側にはお金の集め方が書かれています。詳しくいえば、左側の資産の部には会社の資産、右側の負債の部は支払う義務のあるお金、純資産の部は支払う義務のないお金が書いてあります。
3つの箱の大きさを比べることで、経営状態が安定している健康な会社か、不健康で倒産しそうな会社かがわかります。とすると、貸借対照表は会社の「健康診断書」ともいえるでしょう。なお、ここに書かれているのは決算日時点の資産ですが、これまでの企業活動で積み上げてきた結果でもあることをお忘れなく。