Faxは紙出力せず、パソコン上でデジタルのまま受信

ビジネスシーンの主役はすでにメールに移り変わっていますが、それでもオフィスからFaxが完全に姿を消すのはまだ先になりそうです。というのも、取引先の事情によっては、どうしてもFaxを受けざるを得ない状況が存在しているからです。

Fax出力された用紙は、次第にデスクを占有するようになります。また、Fax機まで出力用紙を取りに行く時間もかかります。これらが仕事に関係する資料であればまだしも、単なる広告などの情報であれば、紙代もかかって迷惑な話です。

そういった場合におすすめなのが、Fax受信時に紙出力せずに、そのままパソコン上でデータ受信する方法です。具体的には、複合機の付属機能を使うか、Fax受信ソフトを使うか、通信会社の専用サービスに申し込むか、いずれかの方法で実現することになるでしょう。これらの方法を用いれば、外出先でもFax受信した内容を確認することができるので何かと便利です。

今回はペーパーレスとの向き合い方やリバウンドしない定着法について、幾つかの実践的なコツをご紹介させていただきました。地道ではありますが、ペーパーレスを会社や個人の働き方に定着化させていくには、こういった小さな習慣や工夫を積み重ねていく必要があります。ぜひうまく取り入れて、長時間の在宅ワークにおいても、ストレスフリーで生産性の高い働き方を手に入れて頂きたいと思います。

岡田 充弘(おかだ・みつひろ)
クロネコキューブ代表取締役

外資系コンサルティング会社を経て謎解き企画会社『クロネコキューブ』を設立。700にもおよぶパソコン時短ワザを集めてマニュアル化している。著書に『爆速パソコン仕事術』(ソシム)『結果もスピードも手に入る 神速スマホ仕事術』(すばる舎)『やりたいことを全部やれる人の仕事術』(PHP研究所)『やめるだけで成果が上がる仕事のムダとり図鑑』(かんき出版)『ビジネスマナーと仕事の基本 ゆる図鑑』(監修)(宝島社)ほか。