社員のために常に時間に「余白」を持つこと。週末は社員に伝えるべきことをゆっくり考える

今はほとんどリモートワークにシフトしていて、週1回会社に来るかどうか。平日は部下からの質問に答えられるように、なるべく時間に余裕を持ち、スピード感重視で答えを出せるようにしています。

タッパーウェアブランズ・ジャパン 社長 竹本エリさん
竹本エリさん

休日は将来に向けての戦略立案や、本社に提出する資料の確認など集中してやるべきことに費やします。会議の前はある程度のアジェンダを休日に作っておきます。組織的にはコンパクトになっているので、いろいろな会議を私自身がファシリテート(進行)することも少なくありません。大体の落としどころを想定し、議事録もあらかじめ作っておく。そこに、実際の会議で決定したことを足していきます。こうしておけば時間を有効に使え、すぐに参加者とも共有できて効率的です。

また、リモート勤務になってから自社製品をアピールするためのSNS発信にも時間を多く使えるようになりました。とはいえ、やることが減っているわけではなく、一日中忙しいことに変わりはありません。筋トレ、ウオーキング、休日のお稽古事は、絶対やると決めた時間に行うようにしています。そうしないと忙しさにかまけてやらなくなってしまう。決め打ちでスケジュールに必ず組み込むことが大事ですね。

竹本エリさんのタイムマネジメントの極意
竹本 エリ(たけもと・えり)
タッパーウェアブランズ・ジャパン社長
1968年生まれ。上智大学外国語学部卒業。東芝、ウォルト・ディズニー・ジャパン、ハインツ日本、ル・クルーゼジャポンを経て、2017年より現職。