私は、課題に対して一緒に働くメンバーと突破していく調整型のリーダーです。上司や部下の意見や提案を聞きながら、物事を判断し進めていきたいし、メンバーの感情やメンバー間の関係性を重視し、信頼関係を築きながら、目標を達成したいと考えています。結果はもちろん大事ですが、メンバーが意欲的に仕事に取り組むことなどプロセスも重視したいですね。女性リーダーには比較的フラットなコミュニケーションが得意な人が多いのではないでしょうか。組織の中で、さまざまな立場の人に自分の率直な意見を伝えることができると思いますし、共感力が高い傾向にあると思います。
ロールモデル不在を逆手に、独自の管理職をめざして
もちろんリーダーの形は1つではないし、女性管理職はこうあるべきということもありません。日本ではロールモデルがいないともいわれていますが、いないことを逆手に取って、自分らしさを失わずに、独自の管理職をめざしてほしいですね。
※本誌掲載記事の一部を抜粋しているため、オンライン読者のみなさまに誤解を与える内容となりました。本図表は「プレジデント ウーマン プレミア」2020年夏号のスポット特集「明るい社内政治」に関連するものです。男性優位な今の日本社会で働く女性1000人から寄せられた「あなたの会社で女性がリーダーになるために必要ことは」の問いへの回答、上位6項目であり、女性が管理職になるために求められるスキルとは一部異なります。
1:タイトルと内容に乖離があったため、タイトルを修正しました。
2:図表の見出しが説明不足で誤解を与えたため、見出しを修正しました。
3:図表に注釈を加えました。
(いずれも、2020年12月10日8時30分修正)。
構成=モトカワマリコ 写真=iStock.com
日本ブレーンセンター(現エン・ジャパン)時代から営業職で活躍。30代で管理職、40代で取締役、3つの部署の事業部長を経て現職。
2000年入社。化学事業部を経て、10年、ダイキンアメリカへ。17年、ダイキンケミカルフランスへ出向。20年に帰国し現職。グローバル渉外活動担当。