日々どう働いたら組織での評価が得られるのか。これまでの管理職キャリアを支えてきた考え方を率直に語っていただいた。
彼女のプレゼンテーションは、彼女の同僚の影響を葉します。
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仕事の実力でリードしつつ部下の強みを伸ばす目配りを
エン・ジャパン取締役 ブランド企画室室長 河合 恩さん

仕事で結果を出せる上司に、部下は納得してついてくる

初めて営業で管理職になったときは立候補制でした。プレイヤーとしてはやり尽くした感があり、仕事の幅を広げたくて手を挙げました。経験してわかったのは、管理職として信頼されるかどうかは仕事の成果で決まるということ。営業なら誰よりも高い売上を上げる。「あの人にはかなわない」と思われなければ部下はついてきません。業務外でいくら関係構築ができていても、業務で認められなければ意味はないですね。

役職が上がり管理する部下の数が50人を超えると、自分1人では見きれなくなるので、管理職候補の育成が大事になってきます。仕事の成果はもちろんのこと、周囲を巻き込める彼ら彼女らの存在は、ほかの社員にも好影響を及ぼし組織を前進させる力になります。管理職はそうした優秀な部下たちから仕事で認められていることが大切。そういった点でも圧倒的な結果を出すことがマネジメントには重要だと考えています。