年間数百本のイベントを企画・運営するクロネコキューブ社長の岡田充弘さん。膨大な案件を定時退社でこなせる理由の一つは、PCとスマホをマッハで使いこなしていること。今回は、よくありがちな「言った言わない問題」を解消するワザを2つ、教えてくれます。
スマートフォンを見る女性
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スマホの地味な技が仕事に生きる

まだ完全ではないものの、最近では街に歩行者や食事を楽しむ人の姿も見られ、少しずつにぎわいを取り戻してきているかのように思えます。また、場所や時間によっては、コロナ禍前と同じか、それを上回るほどの人混みが見られることもあります。

先日私が新大阪から品川行きの新幹線に乗った際は、満員ではないものの、空席が目立つというわけでもなく、乗客にとって丁度良いくらいの混み具合でした。JRや地下鉄は、それよりもやや混んでおり、車内広告もすべて埋まっていて、経済が息を吹き返してきたかのような、明るい兆しさえ感じました。

もちろん、まだ油断大敵ではありますが、外出や出張の機会が増えてきたということは、スマホをビジネスの現場で利用する機会も増えてきていることが予想されます。これまで10回以上にわたってスマホ仕事術についてご紹介してきましたが、スマホはパソコンと違って比較的地味な技が多く、その活用についてもあまり共有する機会が少ないことから、まだまだ古いやり方が温存されている場合が少なくありません。

今回は、スマホを使って、他人との誤解や言った言わないを無くすため、過去のメールから必要情報を瞬時に検索する技術と、より視覚的に情報伝達するためのスクリーンショットについて学んでいきたいと思います。