悩まない人になるために必要なこと

彼らが無能なら、有能な自分がサポートすればいい。ダメダメな指示ばかり出すなら、対案を提示してみる。理解してもらえないなら、どうすれば理解してもらえるか知恵を絞る。それでも無理なら、自ら実際に成功事例を作る。成果を突き付ければ、周囲の考えも変わるかもしれない。それでもダメなら転職すればいい。ダメな会社に居続けることは人生の無駄遣いです。

オフィスで打ち合わせ
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そうやって自己責任を貫けば、自分の身に起こるさまざまな方面で予測し、想像し、備えようとするはずです。仮に問題が起こっても、「どうすれば解決できるか」という発想で打ち手を考え、行動しようとするはずです。

他人のせいにする人は、そこまで考えないし想像もしないし備えもしない。それで何か問題が起こったら自分の不幸を嘆くだけ。こんな窮屈な人生はないでしょう。

だから私は、悩まない人間になり、幸福な人生を手に入れるには、「自己責任意識」が非常に重要だと考えているのです。

午堂 登紀雄(ごどう・ときお)
米国公認会計士

1971年岡山県生まれ。中央大学経済学部卒業後、会計事務所、コンビニエンスストアチェーンを経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。IT・情報通信・流通業などの経営戦略立案および企業変革プロジェクトに従事。本業のかたわら不動産投資を開始、独立後に株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズ、株式会社エデュビジョンを設立し、不動産投資コンサルティング事業、ビジネスマッチング事業、教育事業などを手掛ける。現在は起業家、個人投資家、ビジネス書作家、講演家として活動している。著書に『33歳で資産3億円をつくった私の方法』(三笠書房)、『決定版 年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』(Gakken)、『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』(日本実業出版社)、『お金の才能』『お金の壁の乗り越え方 50歳から人生を大逆転させる』(かんき出版)など。