プロボノで得たスキルが、本業のマネジャー業務にいい影響を与えた

オリックス自動車 工藤麻衣子さん
本業:企画推進、マネジャー

プロボノ:地方創生、障がい者スポーツ団体に関するプロジェクトマネジャーとアカウントディレクター

2年ほど前にSNSの広告でサービスグラントの「春のプロジェクト参加募集」記事を見つけて登録。東京都が主催する事業の一環として、東京都障害者水泳連盟のサポートを行ったのが初めての活動。プロジェクトマネジャーとして、指導者向けの講習会のチラシをマーケッターやデザイナーと協働しながら作成。仕事で広報を経験しているスキルが役に立った。

また、WWFジャパンの活動を支援するプロジェクトでは、アカウントディレクターとして立ち上げにも携わるなど4つの活動に参加。「プロボノには上下関係がないので、メンバーに指示することはしません。だからいかに自発的に動いてもらい、プロジェクトを進めていくのかが難しい。円滑なコミュニケーションをプロボノ活動で学べます。定年後などに、この越境経験は大いに役立つと思います」

左:地域の空き家活用促進プロジェクトのパンフレットも作成。右:メンバーとの一枚。
左:地域の空き家活用促進プロジェクトのパンフレットも作成。右:メンバーとの一枚。

グローバルヘルスでのキャリアを目指し、30代から始めた英語翻訳で社会貢献

グラクソ・スミスクライン 奥田伊奈葉さん
本業:医薬品の開発

プロボノ:NPOでの英語の翻訳業務

医薬品の開発チームで培った英語力を生かし、毎週月曜日の午後の4時間、プラン・インターナショナル・ジャパン(発展途上国への支援団体)で、支援者と被支援者をつなぐ手紙の翻訳業務を行う奥田さん。「現地の環境を変える直接的な業務ではないですが、手紙を読んでスポンサーが支援を続けてくれればプロジェクトの継続につながります。それが長く続けば、現地の子どもたちの健康に貢献できる可能性が高まる。それがやりがいになっています」と話す。

小さなことを積み上げ、いつか大きなことを成し遂げるのが最終目標。最初は英語力向上や被支援国の詳細を知りたいという思いで始めたが、将来的に途上国を支援する医薬品開発やグローバルヘルスに携わりたいとの希望がある。その実現を見据えたキャリアビジョンにもなっている。

プラン・インターナショナル・ジャパンのスタッフからもらう感謝の手紙も励みになる。
プラン・インターナショナル・ジャパンのスタッフからもらう感謝の手紙も励みになる。
南 章行(みなみ・あきゆき)
ココナラ社長
1975年生まれ。慶應義塾大学卒業後、アメリカ留学を経て住友銀行(現三井住友銀行)に入行。2004年に企業買収ヘッジファンドに転職し、09年に英国オックスフォード大学院でMBAを取得。帰国後の12年にウェルセルフ(現ココナラ)を設立し、現職。
 

端羽英子(はしば・えいこ)
ビザスク社長
東京大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券で企業ファイナンス、日本ロレアルで化粧品ブランドの予算立案や管理の経験を経て、米国マサチューセッツ工科大学でMBAを取得。投資ファンドで企業投資を行った後、2012年にビザスクの前身の会社を設立、現職。
 

窓岡順子(まどおか・じゅんこ)
ストリートアカデミー執行役員
1980年生まれ。広島大学卒業後、リクルート(現リクルートライフスタイル、リクルートキャリア)で営業企画、新卒事業の営業、リーダーを経て新規営業チャネルを立ち上げる。2015年にストリートアカデミー(ストアカ)に参画。執行役員として営業全般を担当。
 

撮影=堀 隆弘

東野 りか