今、自分の思うような働き方ができているでしょうか。本当はやりたいことがあるのに、何らかの外的要因にしばられて足踏みしていないでしょうか。人生の後半を迎える前にちょっと立ち止まって、あらためてこれからの人生を考えてみましょう!
中年実業家のオフィスで何かを考えています
※写真はイメージです(写真=iStock.com/metamorworks)

日本型雇用のあり方が激変。アフターコロナを見据えて

リクルート時代から30年以上「働く」を探求してきた私は、今、日本人の仕事観やキャリア観について、大きなパラダイムシフトが起きていると感じています。経団連の中西宏明会長やトヨタ自動車の豊田章男社長が、相次いで「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言したように、高度成長を導いた「終身雇用」と「年功賃金」という日本型雇用制度が崩壊しつつあるからです。

さらに追い打ちをかけたのが、コロナショックでした。働き方改革では一向に普及しなかったテレワークが、外出自粛要請によって一挙に進展。結果で評価される「成果主義」は、ますます加速しそうです。

人生後半戦の職業人生を豊かなものにするため、これを機に、自らのキャリア戦略を考えてみましょう。