Z世代の間では、専業主婦になりたい女子が減少傾向に。では男子はどう考えているのでしょうか。共働きになった場合の家事分担はどうするのか、自分の家事力に自信はあるのか──。原田曜平さんが大学生の男女4人に聞きました。
【座談会参加者】
鈴木 詩音莉さん/慶応義塾大学法学部3年生。結婚もキャリアも手に入れたい共働き派。女性
原田 梨々香さん/慶応義塾大学文学部1年生。家庭を持たず自由に働き続けたい独身派。女性
落合 聖仁くん/明治大学経営学部4年生。奥さんには家事育児に比重を置いてほしい派。男性
曽我 大晴くん/慶応義塾大学商学部2年生。仕事も家事も夫婦対等でいたい共働き派。男性

男子が望む家事分担のありかたは

【原田】1990年代後半~2000年生まれの「Z世代」を対象にした調査では、専業主婦になりたいという女子が減ってきているんだ。今後は、結婚後も男性と同じように働く女性がますます増えると思うんだけど、そうすると家事はどう分担するのかという問題が起こってくるよね。男子はどうしたいと思っているのかな。

Zoomにて座談会を開催。右上から右回りに落合君、曽我君、原田さん、鈴木さん。
Zoomにて座談会を開催。右上から右回りに落合君、曽我君、原田さん、鈴木さん。

【曽我くん】僕は、収入も家事も奥さんと5対5でやっていきたいです。収入は夫、家事は妻に100%依存する関係には違和感があるし、リーダーシップのあるかっこいい女性に憧れるので、そういう人にはどんどん外に出て活躍してほしいから。それに互いに自立していれば、万が一どちらかが倒れても大丈夫だろうと思うんです。

【落合くん】僕はもう大手メディアで内定をもらっていて、来年の4月から仕事が始まるんですが、それがかなり忙しくなりそうなんです。だから、家事をきちんと分担できるほど時間がとれるかどうか自信がなくて。そこを考えると、自分と同じぐらい忙しかったり、あまりにも仕事第一だったりする女性とは合わないかもしれない。家事育児は誰がやるの? ってなっちゃいそうです。

【原田】自分は家事をする時間がなさそうだから、奥さんには専業主婦か、または家庭6・仕事4ぐらいの割合でいてほしいわけだね。曽我くんは5対5がいいってことだけど、仕事と家事の両立って結構大変だよ。