ビジネスで成功している30代~40代の若手富裕層には、全身ユニクロでユニクロに買い物に行く人が結構いるのだそう。彼らがユニクロを好む理由は、米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが毎日同じシャツを着る理由と共通していた――。
講演するフェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)アメリカ・ワシントン=2019年10月17日(写真=AFP/時事通信フォト)
講演するフェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)アメリカ・ワシントン=2019年10月17日(写真=AFP/時事通信フォト)

ファッションに興味のないイマドキ富裕層たち

一般的に富裕層というと、高級ブランド品など豪華な洋服で着飾っているというイメージがあるかもしれません。

確かに、芸能人やスポーツ選手などに見られるように、高級ブランド品を好む人もいます。

また、洋服や服飾品には自我拡張作用があり、高級な品を身に着けると気分が高揚したり自信がついたり、それにふさわしい言動をするようになる効果があります。実際「勝負服」という言葉もあるくらい、その効果を実感したことがある人も少なくないと思います。

しかしそれも、もう過去の話。

昨今の若い富裕層の多くはファッションにはあまり興味がないし、重きを置きません。普段の服装は、どこでも手に入るカジュアルスタイルで、見た目は一般人と区別がつかないほどです。

特に男性の場合、ユニクロが大好きです。飲み会などでも「ほぼユニクロで買う」という会話が飛び交います。

つい先日も彼らとのSNSで、「全身ユニクロを着てユニクロに買い物に行った」というコメントで盛り上がったのですが、「僕も」「俺も」という人が結構多くて、改めてユニクロ人気の高さを感じました。

そういえば私もこの原稿をカフェで書いているのですが、靴(というかサンダル)以外はユニクロです。

そこで何人かにその理由を聞いてみたところ、次のような理由が出てきました。