考える時間の蓄積は“今までよりいい結果”につながる

「考える技術」を使えば、これまでよりも「考える速度」「仮説を生み出す速度」が上がります。ただ、それ以上の飛びぬけた思考をするために考える時間は必要です。

野球で、バッティング理論をいくら学んでも、ヒットやホームランを打てるようにはなりません。その理論を体に脳に刻み込み、素振りやバッティング練習、練習試合をして、打てるバッターになっていくのです。

考えることも同じです。「考える技術」をベースに、時間をかけ、行動に移して考えていく。

結果 = 考える技術 × 考える時間 × 行動

これが方程式です。

ちなみに、考えることを続けていくと、だんだん考えることが楽しくなってきます。だから、「長く考えるなんてうんざり」なんて思わないでください。そうやって考えたことが蓄積されて、あなたの力になります。

天才ピカソは時間の蓄積を価値にした

蓄積といえば、こんな有名な話があるそうです。ピカソの話です。

ピカソが街を歩いていると、ピカソの大ファンという女性に呼び止められました。彼女はピカソに「この紙に絵を描いてもらえないですか?」と尋ねたそうです。ピカソはそれに応え、絵をその場で描いてあげたそうです。

そしてこう言いました。

「この絵の値段は1万ドルです」

女性は驚いてこう言いました。

「あなたはこの絵を描くのに30秒しかかかってないではないですか」

すると、ピカソは苦笑しながらこう答えたそうです。

「それは違う。30年と30秒だ」

絵を描いた時間は30秒。でも、ピカソは30年かけて蓄積した技術を使って描いたわけです。

この話は出典が不明なので真偽のほどはわかりませんが、とてもいい話なので紹介させてもらいました(1万ドルのところは100万ドルという説もあります)。

蓄積って強いです。もちろん、ムダに時間を使えばいいというわけではないですが、意味のある時間の蓄積は大きな価値になります。今日なにを考え、明日なにを考えるか、「考える」をどんどん蓄積していく。

その時間をつくるときに大切なのは、楽しむこととリラックスすること。脳を楽しませ、リラックスさせることで、よりよい思考が生まれてくるはずです。