3.イブニングパーティー

自信あふれる振る舞いが、美しく見せるコツ

「海外のゲストも多く集まるイブニングパーティーは、マキシ丈のロングドレスが基本。デコルテが上品に開いたデザインを堂々と着こなすことは国際的なビジネスパーソンのたしなみでもあります。メイクは強く、華やかに。髪に手を触れるのは男性を誘う行為と勘違いされることも。目元、耳元、襟元にかからないように美しくまとめましょう。さまざまな価値観の人々が集まる場こそ、周囲への配慮と教養が必要に」(大森さん)

日本人らしい色使いが、こなれた雰囲気に

「華やぎがモットーのイブニングドレスは、ぜひ深みのあるカラーを選びましょう。その際、臙脂えんじ色やあかね色、うぐいす色など日本の伝統色からセレクトすると肌なじみがよく、会話のきっかけになることも。レース素材やアシンメトリーデザインも女性を美しく見せてくれます。またドレスで大事なのは、開いた部分のカッティング。デコルテや背中を美しく見せる、アクセサリーやヘアとのボリュームバランスも熟考して」(政近さん)

イブニングパーティー/ウエディングパーティーの服装

4.ウエディングパーティー

ロング丈のアンサンブルドレスで風格を

「役職者ともなれば、部下の結婚式やウエディングパーティーに呼ばれることも少なくないのでは。その場合は、ロング丈のアンサンブルドレスがおすすめです。色は深いネイビーやベージュなど、悪目立ちしない品のよい色みを選びましょう。靴はサテンやエナメルなどツヤのあるものや、ヌバックなど質感のあるものもOK。クラッチバッグ、キャビアバッグなど、小さめのバッグが品性を醸し出します」(大森さん)

シルクタフタなど、上質素材が信頼感を演出

「新郎新婦の上司として出席するならば、醸し出すべきは格式の高さと信頼感。若い女性たちのスタイルとは一線を画すことが重要です。たとえばシックなグレーのアンサンブルドレスを。それも皇室の女性が公式行事でお召しになっているシルクタフタの生地を選べば、品のよさを演出できます。丈はふくらはぎの半ばまで隠れるミモレ丈。同色のコサージュやクラッチバッグが、さらに大人の余裕を感じさせるでしょう」(政近さん)