【自己流を点検! 要注意の言葉づかい】
敬語の誤用は、瞬時にイメージダウンにつながるので要注意。言葉は相手の立場や心理を理解して選び、対応を間違えないように。わかっているつもりで、間違った表現が口癖になっていることもあるので、以下の例で一通り確認しておこう。
相手を動かすクッション言葉
取引先や目上の人に何かを依頼する際に、頭にクッション言葉を加えるとさらにマイルドで丁重な言い回しになる。相手に動いてもらわなくてはならない場合、へりくだって相手に敬意を表し、立場を思いやる気づかいを温度感として伝えることで、相手の気持ちをやわらげ、協力を促す効果が期待できる。状況に合わせて使い分けよう。
・申し訳ございませんが
・お手数をおかけいたしますが
・ご迷惑をおかけいたしますが
・よろしければ
・(お)差し支えなければ
・ご面倒でなければ
・ご存じだと思いますが
【携帯電話とメールのマナー】
場所や時間を選ばずに使える便利ツールなだけに、不用意な使い方をすると迷惑になったり不快感を与えたりすることがある。緊張感をもって扱おう。
ANA ビジネスソリューション講師
ANAの客室乗務員を経て、ANAビジネスソリューション研修事業部に所属。「接遇&マナー研修」のセミナー講師や企画・運営業務を担う。
M
ライター
仕事柄初対面が多いが、いまだに名刺交換が不安でしょうがない。学びたがりで思い込みが激しく、新しいことに夢中になると我を忘れる中年ライター。
E
イラストレーター
これまで自己流のマナーで社会人道を歩んできた実感あり。壁にぶつかってもなんとかなるさの精神で、のんびりマイペースのベテランイラストレーター。
文=モトカワマリコ 撮影=田子芙蓉 イラスト=えのきのこ