黒い服を何枚持っていますか? オンでもオフでも、黒い服を着た女性を多く見かけますよね。でも実は、大人の女性にとって、黒ほど着こなしの難しい色はないそうです。シャネルの元マネージャーであり、色彩心理カウンセラーとして現在も数々の女性をサポートする佑貴つばささんが、大人の女性が黒に頼ってはいけない4つの理由を教えてくれます。

※本稿は佑貴つばさ『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』(マキノ出版)の一部を再編集したものです。

女性の仕事について
※写真はイメージです(写真=iStock.com/TommasoT)

黒は“無難”ではないことを知ろう

毎日のように黒を着ていると、心のなかにどんなことが起こってくるでしょうか。

黒は人が目にする色のなかで最も暗く、最も重く感じる色です。着る服の色は、潜在意識に強い影響を与えます。「黒を着ている自分」は、「いつも気持ちを抑えている自分」や「心のずっしり重い自分」として、潜在意識にインプットされてしまうのです。

自ら積極的に黒を選んでいない場合には、黒という「強い色」が持つイメージのなかでも、マイナスの効果が表に出てしまうからなのです。

そもそも黒は、無難な色だと本当に思いますか。

黒は、どんな色より強くて頑固で、気高さを感じさせる特別な色。

実は、大人の女性にとって、黒ほど着こなしの難しい色はないのです。

黒い服をよく着ている、という大人の女性にもう一度お聞きします。

最近のあなたに、黒は似合っていますか。

顔映りはどうでしょう。黒はあなたの気持ちに添った色ですか。

「どうも最近、しっくりこない」
「顔映りが悪い気がする」
「なんだか、老けて見えるように感じる」
「気持ちが重くなる気がする」

そんなふうに感じることがないでしょうか。そうであれば、もはや黒が似合わなくなっている証。「無難だから」と黒に頼っていい時期はすぎた、ということです。

大人の女性が、黒を着てはいけない理由は四つあります。