リモートワークに切り替わり生活スタイルが変わってから、うまく仕事がはかどらない。なぜかいつもより仕事が面倒に感じる……。そんなこと、ありませんか? 4歳の子を育てながら、働き方改革のための手法を数々の企業に指導する朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵さんが、「いま頑張らなければいけないこと」「放っておいていいこと」が明確になる4つの志向を教えてくれます!

※本稿は池田千恵『「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

若い女性実業家がデスクの近くで書類を見ている
※写真はイメージです(写真=iStock.com/nathaphat)

本当は重要な「種まき」をタスク化する

多くの人が大切だと頭では分かっているのに、つい「種まき」をおろそかにしてしまいます。大事だけれど、どこから手をつけていいのかわからないし、考えるのが面倒なものだからです。

キャリアアップや自分磨きのための勉強など、やりたい「種まき」はたくさんあり、仕事をしている間は「今度はこれをやろう!」とやる気も高いのに、いざ休日や自分時間が取れるとやる気がなくなってダラダラしてしまうのは、「種まき」を具体的なタスクとして、すぐできる状態にしておかないからです。

「まだ先だから」「まずは緊急のものを片づけてから」と後まわしにすると、いずれ「種まき」に復讐されます。目の前の日時が決まっている仕事は永遠にあなたを追いかけてきます。「終わったらやろう」と思い続けていてもいつまでも取りかかれません。「だからこそ、緊急ではないけれど人生において重要な「種まき」部分をすぐとりかかれる状態にもっていく「タスク化」の技術を身につけることが大切です。