余暇が増えてもハッピーになれない不思議

余暇が増えるのは本来幸せなことのはずですが、そう思える人は一握り。これまでであれば、海外旅行やスポーツクラブに行ったりしていたかもしれませんが、新型コロナが感染拡大している今は、そういうわけにもいきません。どう過ごしていいかわからず、結局、大人までもがテレビやゲーム三昧になってしまうわけです。

家庭をもつ女性の中には、家でゴロゴロする夫や子どもたちの分まで家事をしながら在宅で仕事をして、普段よりも忙しくなっている人もいるようです。せっかく家族で過ごす時間が持てるはずが、逆に困ってしまう。休日には疲れがどっと押し寄せてしまうのではないでしょうか。

とはいえ、急に「趣味を持とう」と言われても、自分にどんなものが合っているか、イメージできないと思います。参考に、僕の趣味についてお話ししようと思います。

仕事一辺倒の僕が、生け花の師範免許を取得

実は僕も長い間趣味がなくて、趣味がある人のことをうらやましいと思っていました。好きなことを仕事にしてしまったので、特に趣味がなくてもよかったんです。好きな人に会って、好きなことを企画にしてコンテンツ化することができる編集者の仕事を20年間やってきて、「趣味=仕事」のような感じでした。

花屋の息子で生け花の師範をやっているという友人がいるのですが、彼に誘われたことがきっかけで、生け花にはまったんです。師範免許も取得したので、これからもう少し腕を磨いて、50代になったらセカンドライフは生け花の師範としてやっていこうと思っています。