在宅勤務、休校措置などで、これまでにないほど家族時間が増えている今。24時間一緒だといくら家族でも息が詰まる、という声も聞こえてきます。ストレスが募るなか、いつもだったらなんとも思わない家族の行動にイラっとしたり、ニュースで報じられるコロナウイルスへの対応に不満を感じたり、危機感が足りない友人の言動に呆れたり……。心が黒く染まるような感覚を覚えている人もいるかもしれません。精神科医のTomyさんに、コロナ禍で人間関係まで傷つけないために意識したいことを聞きました。
誰かがめちゃくちゃ
※写真はイメージです(写真=iStock.com/PeopleImages)

心って、広げたもの勝ちよ

目に見えないウイルスで、私たちの日常がおびやかされる。好きなことが好きなようにできないストレスは、やはり大きいわね。

その上、マスクやトイレットペーパーが手に入りづらくなったり、デマか本当かわからない情報が流れてきたり、みんながピリピリしやすい状況が続いているわ。

これまでなるべく不安にならない方法をお伝えしてきたけれど、でもね、アテクシは「不安になってもいいのよ」ということも同時に伝えたいの。不安が続くのって苦しいから、なるべく不安に陥らない方法を試すんだけど、でもそれでも不安が頭を持ち上げることもあるわよね。それはそれでいいの。不安になってもいい、と思うことって案外大事よ。

不安を感じる自分を、「ダメだ」「弱い」と否定するんじゃなくて、「許す」「認める」「許可する」。これは他人に対しても同じね。情緒不安定だったり、いつもより攻撃的になったりする人がいても、この状況では仕方ない。背景を想像して、その人を観察して、受け入れるの。

心は広げたもの勝ち。懐って、深くしておいたほうが自分が幸せになれる。こんなときに拒絶したり、攻撃したり、反論してもしょうがないって思うわ。