情報収集と入園可能性の分析が保活成功のカギ

『保活コンシェルジュ』 酒田絵美さん
『保活コンシェルジュ』酒田絵美さん

希望順位をつけるために徹底的に保育園のリサーチをしてくださいと言ってはきましたが、残念ながら保育園はまだまだ選べる状況にないというのが現状です。なので、「徒歩だけでなく自転車やバス利用なども含めて通えるかも!」と思ったら、申込みを検討することをおすすめします。認可保育園の申込の上限数は自治体によってバラつきがありますが、必ず認可外保育園を含めて、希望の復職時期に合わせた申込みをしておきたいところです。

事実に基づいた情報収集と、入園可能性の分析が保活の成功のカギとなります。必ず自分自身で調べ、夫婦で入園希望先を選定して申込みをすすめれば、入園の確率はかなり上がると思います。

文=福田彩(ふくだ・あや)

写真=iStock.com

酒田 絵美(さかた・えみ)
保活コンシェルジュ起案者 (株)リクルート

三児の母である自身も子どもの保育園入園に苦戦、育休を延長した経験を持ち、「他にも困っている社員は多いはず、この経験を会社のために活かしたい」と、社内向けに「保活コンシェルジュ」プロジェクトを開始。育休中に取得した保育士資格を活かしつつ、全ての自治体の保育園資料を読み込み冊子化。保活相談では一人ひとりにあった保活の正解を提供し、2年連続で相談者の95%以上を保活成功に導く。リクルートの「保活コンシェルジュ」