1.住んでいる自治体の「入園のしおり」を手に入れるべし

保活のことを考えたときに最初にやりがちなのがネット検索なのですが、「○○駅 保育園」などで検索をかけても、地図やクチコミが出てくるだけでどうすればその保育園に入れるのかまではわかりません。妊娠がわかった時点でできるだけ早めにしてほしいのが、住んでいる自治体が発行している「入園のしおり」を読むことです。「入園のしおり」とは自治体の保育園入園情報をまとめた冊子。最新版は毎年10~11月頭にならないと配布されないので、まずは昨年度のものをゲットしましょう。「入園のしおり」には住んでいる地域の保育園にまつわる情報が凝縮されています。最初から全部を理解する必要はないので、力を抜いて、一通り目を通してみてください。「家の近くにはこんな保育園があるんだ」とか、「こういうルールになっているのね」というのを肌感で掴んでおくだけでも知識を得るという点において違ってきます。

「入園のしおり」は自治体のホームページからもダウンロードできますが、市区町村役所の窓口で配布されている冊子にはホームページに掲載されていない新園情報や重要な変更点、必要な提出書類のフォーマットがセットになっている場合が多いです。10~11月頭には翌年度の申込み書類が配布されるので、実際に申込みをする際には、必ず市区町村役所の窓口で冊子を手に入れるようにしてください。

2.保育園をリストアップし、夫婦で希望順位をつけるべし

「入園のしおり」を一通り読み終えたら、「入園のしおり」に掲載されている一覧や自治体のホームページを見ながら近隣の保育園をエクセルなどにリストアップしてみましょう。

少し遠くても、後から焦って探さなくてもいいように、自転車で15分以内、最寄駅の前後2駅くらいまでを目安に、10~20園ほど挙げておけるといいと思います。このリストがこの先入園までの期間使用する「My保育園リスト」になります。仕事で言う、アタックリストですね。

リストができたら、「入園のしおり」や各園のホームページなどを見ながら、保育園ごとに細かい情報を追加していきます。認可・認可外などの種類や申込方法、申込開始時期、送迎時間や保育料などの保育条件、この他にも気が付いたポイントなどをまとめておきましょう。それぞれの保育園には「教育が充実している」、「設備が整っている」、「家から近い」などといった特徴があると思うので、まとめた情報を基にどういうことを大事にして保育園選びをするかを夫婦で話し合ってみてください。

次に、夫婦の価値観に合わせて、リストに希望順位をつけましょう。この順位は今後の保育園見学などを通じて随時変動していくはずですが、どの保育園から優先的に見学・申込みするかを把握しておくためにも、入園希望先を順位付けする作業は非常に重要だと思います。