品格ある人柄が生む、愛されるマナー

公共のマナーを問うと、男女ともに周囲のマナー違反に怒っている人が多く、半数以上の男女がトップ3すべての項目をNGに。小さな変化に気づきにくい男性も公共のマナー違反に強く不満を感じていた。詳細を見ると、乗り物マナーで、30~40代の女性は「子どもの靴を脱がさず、後ろ向きに座らせる」「ベビーカーを畳まない」など子どもに関わるマナーに厳しいことが判明。飲食店で1位の「店のスタッフに横柄な態度を取る」は、マナーではなく“人間性を疑う行為”と厳しい意見も併せて寄せられた。

公共のマナー

最後の質問はエコについて。買い物時にマイバッグを利用する女性が多いことは想像できるが、意外にもマイバッグ派の男性も多い。また、男性は女性以上に「不要な電気を消す」「水を流しっぱなしにしない」ことを心掛けていることがわかった。

愛されるマナーとは、「あなたを気遣っていますよ」という行為・行動のこと。「職場で出合った最高のマナー」からも、品格ある人柄が見えてくる。今回の結果をもとに、自分自身の行為・行動を見直してみてはいかが。

エコ時代のマナー
職場で出合った、最悪・最高のマナー

イラスト=おぐらきょうこ

江藤 誌惠(えとう・ふみえ)
ライター