活発になる時間帯は1日に2回やってくる

まず、すべての基準になる生体リズムを整える必要があるわけですが、生体リズムの大まかな波を知っておきましょう。

活発になる時間帯と活動が低下する時間帯がそれぞれ1日に2回ずつやってきます。どちらのリズムも、起床時間によって決まります。

活発になる時間帯は、起床から4時間後と11時間後です。活動が低下する時間帯は、起床から8時間後と22時間後です。もし、6時に起床する生活の場合は、10時と17時に活発になり、14時と朝方4時には活動が低下します。

自分の生体リズムが整っているかどうかを、簡単に判定できる質問があります。

生活時間を、「午前」「午後」「夕方」「眠る前」と4つに分割してみます。この4つの時間帯の中で、①最も眠い時間帯はいつでしょうか? そして、②最も元気でまったく眠気を感じない時間帯はいつでしょうか?

夜に頭が冴える人は要注意

本来の生体リズムでは、午前中が最も眠くなく、午後に1回目の眠気があり、夕方には眠気がなく、眠る前が最も眠い、となるはずです。

いかがでしょうか。

このリズムに該当していたら、あなたの生体リズムは整っているといえます。

ところが、ビジネスパーソンにとても多いリズムは、次のようなリズムです。

午前中は眠気があり、午後にも眠い。夕方にも居眠りしてしまうことがあり、眠る前になると眠気がなく頭が最も冴えてくる。このようなリズムでは、ただ生活しているだけでも、生体リズムと活動のミスマッチによって疲労してしまいます。

もし、あなたがこのチェックで生体リズムにズレがあることがわかったら、この機会にリズムを整えておきましょう。