間違い美容法2「バスタイムにメイクオフ。シャワーで一気に落とします」

家に帰ってからお風呂に入るまで時間があるときは、帰ってすぐクレンジングだけ行い、軽くスキンケアをして、そのあとお風呂に入る、という流れがいいでしょう。特に、花粉症のシーズンは肌に花粉などが付着して、肌が荒れやすいもの。できるだけ早く、屋外で肌に付着した異物を取ることは、ゆらぎ肌や肌荒れ防止に役立ちます。

とはいえ、平日は仕事が忙しく、家に帰ったら食事とお風呂を済ませて寝るだけ、という場合も多いでしょう。そんなときは、入浴時にメイクを落としてOK。ただ、最初にメイクを落とし、W洗顔まで済ませてしまう人も多いと思います。そうすると肌がカサカサの状態で髪や体を洗ったり、湯船につかったりすることに……。入浴前にクレンジング剤を塗り、なじんだところで流す。そのあと髪や体を洗うなどし、W洗顔をするなら最後に。お風呂から出る直前に行ってください。

また、シャワーで顔をすすぐときは、水温が高かったり、水圧が強かったりすると乾燥を招きます。温度はかなりぬるめにし、水圧も弱くするのが正解。シャワーに手をかざし、手からしたたり落ちる水でクレンジング剤や洗顔料を流すのも、肌に負担がかからずおすすめです。

構成=籔 智子

慶田 朋子(けいだ・ともこ)
銀座ケイスキンクリニック院長 医学博士/皮膚科専門医

皮膚の働きや美肌に導くスキンケア、安心安全な美容医療など、的確な診断とわかりやすい解説で多くの女性たちに支持されている。雑誌やTVなど多くのメディアでも活躍中。著書は『365日のスキンケア』(池田書店)、『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など