手軽そうなフォトフェイシャル、はじめて受けるならいつがベスト?
広範囲のシミに効果的と人気を集める“フォトフェイシャル”も、初めて受ける人は冬のうちに受けておいたほうがいいとも言う。
「フォトフェイシャルは1回受けただけでは、深部のメラニンまで届きません。最初は表皮に近いメラニンがターゲットとなり、かさぶたになりやすいのですが、回数を重ねるほどに深部のメラニンまで届くようになって、かさぶたになりにくくなる。つまり1回目が1番かさぶたになりやすいんです。夏も継続的にシミ対策をしたいという人は、1回目は冬のうちに受けておくと、夏も継続的に施術が可能です」
タカミクリニックではリスク回避のため、日焼けや普段のお手入れ方法などを細かく問診するだけでなく、フォトフェイシャルの前でも、肌表面の温度を測って、その人に最も効果的な波長やパルス、エネルギーを微調整していく。
「顔全体に照射できて、痛みがほとんどなく、ダウンタイムも少ないことから初心者にも人気のフォトフェイシャルですが、実はヤケドなどのトラブル症例が多く報告されている施術でもあるんです。レーザーよりはマイルドですが、それでもリゾートやゴルフなどで日焼けをした人は避けたほうがいいでしょう。それでもやりたいとおっしゃる患者様には、当院ではリスクを考えて、やはり深度などの設定を変えるようにしています」
そして、2のタイプは、春夏の肌のベースづくりとして受けておくといい施術。本田先生のおすすめは、小顔やたるみをケアする“HIFU”だ。
「HIFUは肌表面から筋膜まで照射の深度を変えることができるのですが、表面に当てるとコラーゲンの生成が促進されるんです。コラーゲンを活性化させておくと、夏の日焼けでメラニンがつくられても、スムーズに代謝できるので、シミになるリスクを防げます。効果は2~3カ月続きますから、4月、5月あたりまでに受けておくといいでしょう」
「当院のスタッフも夏に激しい施術をする人はほとんどいませんね」と語る本田先生。お手入れしないままに春夏を迎えてしまったら、次は紫外線量が少なくなる10月以降がベストシーズンだそう。
やっておけばよかった! と後悔しないように、夏までを見据えて、計画的にスケジュールを立てておきたい。
教えてくれた人
本田えり先生(タカミクリニック)
美容皮膚科タカミクリニック
東京都港区南青山3-18-20 モンテプラザ2F・3F・4F
電話 03-5414-6000(初診)
電話受付時間10:00~20:00 ※完全予約制
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「タカミ式フォトフェイシャル」顔全体2万8000円(初回限定)、1回4万4000円、3回コース11万8800円、5回コース17万6000円 *すべて税込み
写真=iStock.com