6/8 試験直後に結果が出るスリル

ギリギリまで復習し試験会場へ行くと、受験者10人ほどがすでに着席していた。試験用のPCをとって席に座ると、神・G先生の直前レクチャー15分ほどをはさんですぐ本番スタート! すべて4択問題だ。「問題集」で出てきた問題が出題されるたび、心の中でおっしゃ! と叫ぶ。迷った問題や、時間がかかる計算問題は「見直しボタン」を押して後回し。50分ほどで最後まで行きついた。

そして60分経過。終了の表示が出てしばらくすると結果が……。76%という数字と合格の文字。ホッ。

会場はホッとした雰囲気の人(無言)と、「あぁ~」という声が漏れる人で二分された。知り合い同士とおぼしき50代くらいの男性2人の反応が残念ながら後者だった。「あぁ、あと3%……」。年齢を問わず新しいチャレンジをする姿に、勝手に共感。

6/21 締め切りギリギリでレポート提出

合格後すぐウェブ解析士に認定されるわけではない。2週間以内のレポートの提出が必要なのだ。ウェブ解析士協会のGoogleアナリティクスデータを解析し、レポートを作成する。普段使っている解析ツールとは異なるため、なんとなく手を付けられずにいるうちに2週間経過。Googleアナリティクス講座に申し込めばレポートの提出は免除されるという誘惑に負けそうになるも、講座は2万円もかかるため自力で取り組む。始めてみれば、意外にすんなり2時間ほどで完成した。

資格取得の過程で、基本的な知識を体系立てて学べたこと、KPIの設定方法や改善ポイントの見つけ方を実践的に学べたことは大きかった。どんなサイトにしたいか、会員数を増やすにはどんな施策がありうるか、部署を超えて議論するきっかけに。目下、サイトやイベントについて企画を練っている最中である。

ウェブ解析士試験とは
【主催団体】(一社)ウェブ解析士協会
【身につく知識・スキル】
●ウェブマーケティング、ウェブ解析を軸とした基礎知識
●ウェブ解析のデータを読み取り、正しい判断ができるスキル など
【受験費用】1万7280円(税込み・認定費用含む)
【受験日】オンラインにて毎月実施。オフラインは地域により異なる
【上位資格】上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスター

撮影=市来朋久 写真=iStock.com

プレジデント ウーマン編集部